家に帰ったらまずやること。
バッグの中身をすべて出して、それぞれ所定の場所に戻す。
次に出かける時の持ち物が全く同じ物であっても。
お財布・手帳・携帯・イヤフォン・ショッピング用バッグ…
ひとつひとつ所定の場所に戻してゆくと、
物たちも
「帰宅した」
って感じで居心地がよさそう。
毎日同じバッグを使うんだから、いちいち出す意味あるのか?逆に手間じゃないか?
そうも思っていたわたしだが、
やってみるとなんというか、
整う。
生活にひとつ秩序が生まれる。
バッグを空にするメリット
わたしは相っっっ当なめんどうくさがりだ。
消耗品は補充がめんどうなので必要最低限にしたい。
ヘアトリートメント、アイライナー、掃除用のシートとかペットボトル飲料などなど…は買わなくなった。
「もう使い切りそうだから買ってこなくては…」
と考えること自体がめんどうなのだ。(他の理由はここでは割愛)
さらに、使う消耗品の種類が増えると必然的にごみも増える。
「ごみ箱がいっぱいになってきたなー」
と気にするのもめんどう。
家族の中で一番片付けが苦手で、家を散らかすのはいつもわたしだった。
そして、メンタルも派手に散らかっていた。
毎日バッグを空にするからって、魔法のようにたちまちメンタルが整うとは言わない。
ただ、その日をリセットするようなこの習慣が
いくばくか”秩序”をもたらしてくれている、とは言える。
具体的なメリットはこんなところ。
- 持ち物がわかる
出かける前にその日必要な物を入れてゆくので、何を持っているかはっきりわかる。
たまにある、毎日使っているものとは別のバックで出かける日。
「あれ?ない! あー、あっちのバッグに入れっぱなしだ…」
ってことがゼロに! - 余分に買わなくなる
消耗品、例えばポケットティッシュとか除菌シートとか絆創膏とか…皆さんお持ちかしら。
たまにしか使わないけどストックがゼロにはならない物。
「なんだ。このバッグに何個も入っていたのかっっ」
ということがあった。
把握しやすいから、余分にストック品を買うのを最小限にできる。適度な備えならぬ、ストックのしすぎは資源の無駄ですしね!
- ごみが溜まらずすっきり
出先でごみ箱がない時に出た、例えばティッシュペーパーのごみははすぐに家のごみ箱へ。
使い切ったバームの容器なんかも捨てる、詰め替えるなどすぐにできる。
たまにバッグの底にたまる謎の細かいチリもぽんぽん、と出してあげる。
汚れにもすぐ気付く。
(どこから発生するんでしょうね、あのチリは??ビーチで青春した記憶はないのに砂っぽいのがほんのりバッグの底に…) - バッグの型崩れがなく、きれいな状態が続く
お財布やポーチって意外と重さがあるもの。
ハンドバッグに入れたままだと少しずつ型崩れの原因になる。 - こまごましたメンテナンスができる
その日使った手ぬぐい(ハンカチ)を洗濯。
わたしにとって電車移動時の必須アイテム、”ノイズキャンセリング機能付きBluethoothイヤフォン様”は充電が切れるとノイズキャンセリングは愚か、イヤフォンとしての機能もゼロに!
なのでよき時に充電。
バッグに入れっぱなしだと忘れがち。 - 物を大切にするようになった
ひとつひとつ所定の場所に戻す際に
必然的に触れるからか
「お世話になっているなあ」と実感する。 - 気分がよい
そう、単純に気分がよい。
おそらく上記すべてが要因で。
書き洩らしているメリットがまだまだある気がするくらい。
何も考えなくていいように
”バッグを空にする”って至極単純なことだけれど、自分がこれを習慣化できるとは全く思っていなかった。
慣れないうちはいつも持っていくはずの物をうっかり忘れて出かけたこともあったし、
サボっていた時期もある。
たまにふと思い出して中身を出す。
「うん、いいな」とその度に感じる。
そうしていつの間にか続くように。
コツは、
帰宅したら何も考えずにやってしまうこと。
この、何も考えないのがよいみたいだ。
例えばバッグを床に置いて、何か別のことを先にしてから「あとで出そう〜」とすると
あとで思い出す→行動に移す
というステップが追加される。
つまり”意志の力”を必要とする。
わたしたちが何かを続けたい、習慣化する時に「意志の力=Will Power」は役に立たない。というかむしろ役立たず!
何も考えないのがいちばんラク。
もちろん始めてからしばらくは意志を持って行動することになるけれど、
一旦習慣化すれば歯磨きと同様、自動的に身体が動く。
自動ってラク!
ささやかですが、シェアした理由
ここが大事!!!
そこで節約した意志の力と、整ったメンタルは
自分の人生において価値あることに使う
だから、やってよかったこと。