大きな本棚を手放した。
幼い頃から本好きな自分。育ったうちは幸運にも書店経営が稼業。
いつか壁一面の本棚に思う存分、蔵書を並べる書斎が欲しいと少女の私は夢を描いていました。

今も本が大好きで書店を見つけると吸い込まれてゆきます。

手放すは信頼

かつて本棚を占めていた数百冊。どれも大事に一冊ずつ集めてきた本たちです。
そんな自分がどうして、
大きな本棚が要らなくなるほどに所有する本を手放せたのか?

その理由は

私の人生に必要な知識や情報は
必要なタイミングで
完璧な形でやってくる。

それを私は知っている。

こんな感覚のおかげです。

言い換えると、自分の人生を信頼するようになったようです。

もし「信頼」という単語に力みを感じる人は「委ねる」という方がしっくりくることもありますね。
“頭でわかる”とか“自分に言い聞かせる”よりもずっと深く、
「知っている」という感覚です。

知識=武器?

当時ははっきりと自覚はなかったのですが、いつからか
知識は強みであり「武器」だと信じるようになったのだと思います。
その知識の源の象徴=本をたくさん読めば読むほどに強くなれると考えた私は
「あっちの分野も、こっちの知識も知っていた方がよいかも!」
「いつか使うかもしれない!読んでおかなければ!」(`・o・´)

こんな風に武装していったつもりだったのでしょう。
「知識武装」や「理論武装」という言葉があるくらいですものね。

本棚に収まらないほどに増えすぎたから減らさなければと、古本店で数冊売ったそばから新しく買うものだから大きな本棚はすぐにいっぱいに!

自然科学、行動経済学、心理学、哲学、言語学、歴史、ビジネス関連、成功哲学、子育て、オルタナティブ教育関連本… などなどが入れ替わり立ち替り。

今思うに…
かつての私にとって知識という武器は“オジサン”という仮想敵に向けたものだったのよね。

ここでいう“オジサン”とは、
経験や知識があると自負しつつポーズとしての謙虚さは見せ、
特に若人に講釈垂れるくせに自らは行動しておらず、
その上大事なことは何も知らない愚者のシンボルだったのね。←私もトガっていたのです…(笑)

  • “オジサンというシンボル”は「こうは在りたくない~~」という自分自身の姿を映した鏡の役割だったこと
  • 自分自身を映し出しただけの“シンボル”に対して武装する必要はないということ

これらを徐々にではあったけれど深いところで理解していったんです。

そして理解する助けになってくれた、かつての“武器本”に「ありがとう」と感謝し、私の本棚での役目を終えてもらえるようになりました。

武装放棄です。

(もちろん、ただただエンターテイメントとして楽しんだ小説や、読んで精神的に大きく助けられた本との出会いも多々ありました。むしろそんな本の方が断然多く、知識武装のために読むのはざっくり2割くらいと少数派。)

軽くなった本棚

自分の人生を信頼し、
自分自身に対して武装放棄すると
とうとう本棚そのものを引き取ってもらえるまでに本の数は減っていました。結果的に。

大きな本棚は必要なくなったけれど、数十冊分が収まる小さめの棚はあります。
今の自分にとって“腑に落ちる”本、ピンとくる本、大切な本ばかりが並びます。積ん読本も、あります。
片付けのグル!こんまりさんこと近藤麻理恵さん風にいうと「ときめく本」ですね♡

物理的な本の重量とは別の何かが「軽く」なったようです。

私と本の関係性が力が抜けて軽やかになった、という表現が合っているかな。

純粋に興味が湧くから、本を読む。
直感で手に取った本の1行を読む。
この先も知識を得続けるでしょう。その知識もすぐに忘れるかもしれない!笑

それでよいのです(^v^)

なぜなら、知っているから。

私の人生に必要な知識や情報は
必要なタイミングで
完璧な形でやってくる
 って(^v^)

ここからは信じるかどうかはあなた次第(笑)のお話…

さて、
必要な知識や情報は
必要なタイミングで
完璧な形でやってくる。

これは世界の仕組み。宇宙の法則。
ハイヤーセルフにお任せ〜〜の生き方です。

「やってくる」と書きましたが、知識や情報はどこか外側からやってくるのではなく自分でやっています。どの知識や情報に出逢うのかは本来の自分=ハイヤーセルフの采配。
顕在意識つまりエゴのレベルの私たちの役割は受け取ること。
そして、直感やインスピレーションを受け取ったら行動すること。

ふと手に取り、開いたページに今の自分にぴったり必要なキーワードやフレーズが書かれているのは日常茶飯事になりますよ♡

♡ LOVE and LIGHT for ALL ♡
Lisa

現在、我が家の本棚に並ぶのは…
相変わらずの自然科学、教育、ディック・ブルーナ氏、精神世界やバシャール関連、少しの詩集とアイヌ関連本など。『世界で一番美しい元素図鑑』や『イヌイットの壁かけ』を含みます。

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