(新年!目標の立て方 – 人も目標も優しいのがいいね のつづき)
なぜ、その目標なのか?
目標や「やりたいことリスト」を書き出したら
それを実行している自分を想像して、
どんな感じがするだろう?
静かに、体の感じを観察する。
もし、
あまりいい気分でなかったり
お腹がずんと重くなったり
胸のあたりがもやっしたり
ぐっと力が入り緊張する感じがするなら…
はっきりとは意識してこなかった価値観を点検する絶好のチャンスかもしれない。
目標はその人の価値観を元に「なりたい自分」や「なるべき自分」に向かってゆくように決めることになるのが多いはずだが
では、そもそもどうして「なりたい」のか「なるべき」なのか?
その価値観はどこから来た?
わたし達は産まれてから成長するうちに
様々な価値観をどこかで拾ったり、
誰かから受け取っている。
どこで? 誰から?
親が繰り返し口にしてきたことかもしれないし(きっと、あなたの為を想って!)、
テレビなどのマスメディアが声高に流したことかもしれない。
ソーシャルメディアでフォローしている憧れの人物の投稿からかもしれないし、
複数回も読んだり聞いたりしているから常識、と信じているのかもしれない。
またはカフェで後ろのテーブルについた4人連れの会話から拾ったこともあるかもしれない。
どこで、誰から得た価値観なのかは
気が向けば突き止めてもいいし、無理に特定する必要はないけれど
“価値観そのもの”を点検することはできる。
自分が拾ってきた価値観を点検してみる
さて、書き出した目標を眺めてみて
あまりいい気分でないのはなぜだろう。
よく点検すると見えてくる。
ただし、自分にとって重要な価値観であればあるほど点検に時間がかかったり、もっと気分が悪くなることもある。
これは直視することへの抵抗からくるもので、いたって自然な反応なのだが
まずいと感じたら一度寝かせておき点検の時機を待ってもいいし
答えが出るまで点検を続けるのもいい。
価値観の点検に役立つ質問
- その目標を達成しないと、あなたは誰になんと言われるだろう?
- その目標を達成すると誰の喜ぶ顔が浮かぶ?
- その目標を達成するとあなたを知る人(友人・同僚・不特定多数)は「あなたは〇〇な人物だ。」と思われる
- 〇〇にはどんな言葉が入る?… 頭がよい、強い、繊細、豪快、かっこいい、デキる、ちゃんとしてる、勇気がある…
ノートを広げ、実際に質問と答えを書き出そう。
答えを読んでみて、あなたはその価値観を持ち続けたいか、手放す時なのか?
さらに自分に聞いてみよう。
とても良いニュースは自分がこの先も価値観を持ち続けるのか、手放すのかは自分で選べることだ。
さらに良いニュースは気が変わったらいつでも変更してもいいことだ。誰の許可もいらない。
気に入る価値観なら採用!
もし気が向いたなら、
あなたがいい気分になる、わくわくする目標に置き換えてみよう。
体の「感じ」を観察するのを忘れずに。