by lisa shouda

鏡はただそこにいて
正確に反射という仕事をする

鏡はまちがえない


鏡の中の世界を
愛そうとも
気に入らなくとも

鏡は気にせず
そこにいて
反射をつづける



かつて鏡の世界には
あなたがいて
苦しみに顔をゆがめていた

苦しみを取り除いてやりたくて
わたしは原因究明に努力したが
望む結果は得られずじまいだった

いま
わたしは鏡の空を見上げ
その蒼さのしくみを知りたいが
ついに知れずにいるうちに
鏡が割れる時がきても
よいとも思っている

Love ♡ Lisa HS

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